情報Ⅰは次の４つの領域に分けられる。
共通テストも、一つの領域が一つの大問として問われる見込みだ。

• 情報社会

  情報のルール、付き合い方

  情報、メディアの特性、情報セキュリティ、法、制度やその背景考察などを学ぶ。

• 情報デザイン

  情報の表し方、伝え方

  コミュニケーション手段の特性、情報デザインの役割、目的に応じた情報デザインの検討、評価などを学ぶ。

• プログラミング

  情報のしくみ、作り方

  アルゴリズム、プログラミングの手段、社会、自然といった事象のモデル化、シミュレーション方法などを学ぶ。

• データの活用

  情報の見方、考え方、使い方

  ネットワークの仕組み、データの蓄積、管理、提供や、収集、分析する方法などを学ぶ。

• 基礎力養成期
• 実践力養成期
• 直前期

• 高23学期

  高１で「情報Ⅰ」を学んだ後、期間が空いてしまっている場合は、はじめて情報Ⅰが課される模試を機会に、振り返ってポイントを確認しよう。短時間でポイントが確認できる「解説動画」がおすすめ。
  
  模試の結果が返ってきたら、点数よりも、どんな形で問題が出されるのかを確認しておこう。解説を読んでどのような流れで考え、解答していけばよいのかを把握しておこう。今の時期はこんな風に最後まで解答するんだなぁ、と理解できればOK。

  高31学期　前半

  基礎に時間をかけられる1学期前半は情報Ⅰの学習においてもとても大切。この時期に、用語、定義を、4つの領域すべてにおいてマスターしよう。用語、定義を答えることができるだけでなく、用語のつながりや仕組みを説明できるように繰り返し定着をはかろう。まとめて時間を取るよりも、毎日５分でも触れておくことが定着しやすくおすすめ。
  
  ４領域別、単元別に一問一答形式で知識確認ができる「大学受験よく出る基礎」アプリに取り組もう。「解説動画」も１回５分程度で用語のつながり、仕組みまで確認できるので、あわせて活用しよう。

  高31学期　後半

  基礎的な用語、定義の確認を終えることを目標にしよう。抜け漏れがないように、間違えた用語はすべて見直しが終わっている状態をめざそう。
  
  共通テスト型模試の実施にあわせ、模試前に「共通テスト予想問題」を解いてみよう。解く際のポイントは、時間がかかってもよいので自力で考えて解き切る練習をすること。模試でも本番でも初めて見る設定で出題されるので、与えられた課題を理解し、素材文から情報を抽出し、知識を活用して問題を解く、という考え方のプロセスを意識しよう。
  
  どこに着目すれば、解き進められるのかを意識して繰り返し練習すればできるようになる。そのための前提は基礎知識。疎かになっているところがあれば、「大学受験よく出る基礎」アプリを活用して、解消しておこう。

  高3夏休み

  時間のある夏休みには、「共通テスト予想問題」に挑戦しよう。時間は、本番の1.5倍の90分くらい取ってもよいので、今の段階でも時間さえあれば、考え方のプロセスに沿って解答を導き、目標点が取れるようにしておきたい。
  
  2学期からは他教科の２次試験の勉強に時間を割くことになるので、夏の間に本番までの準備はある程度終えるくらいの気持ちでいるとよい。

• 高32学期

  １日１単元、５分だけ時間を取って、「大学受験出る基礎」アプリで用語や概念を忘れないように心がけておこう。その際、用語や概念が、過去の模試や、これまでに取り組んだ「共通テスト予想問題」に出てきた内容だった場合は、頭の中でどんな問題だったかを説明できるとすばらしい。時折、過去に受けた模試や、「共通テスト予想問題」の問題を確認して、内容や考え方のプロセスをなぞると、演習問題を解く感覚も忘れにくい。まだ不安な単元がある人はその単元の勉強を少し多めに取っておくとよい。
  
  秋の模試では、時間を意識して実戦感覚を養うこと、受けた後の復習は絶対に行っておこう。

• 高33学期

  本番を想定した演習を「共通テスト予想問題」で行おう。
  与えられた課題を理解し、活用する知識・考え方を適切に選んで解くことを心がけよう。
  時間戦略、解答戦略についても確認が必要。例えば、共通テストの大問３のプログラミングは専用の疑似言語が扱われるので、読み取りに時間がかかりそう、などである。得意な問題から取り組むなど、どれくらいを時間をかけるべきかを把握しておこう。